リシャール・ミルがル・マン100周年を記念し「RM 72-01 オートマティック フライバック クロノグラフ ル・マン クラシック」発表。限定150本、価格は4850万円
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クオーツTPMの「層」は腕時計1本1本で”柄”が異なる
さて、フェラーリとパートナーシップ契約を結び、F1ドライバーにも数々の愛用者がいるなどモータースポーツともゆかりの深い腕時計メーカー、リシャール・ミル。
今回はル・マン・クラシック開催を記念し「RM 72-01 オートマティック フライバック クロノグラフ ル・マン クラシック」と題された腕時計を限定150本にて発売しています。※リシャール・ミルは2008年からか毎回、ル・マン・クラシックに協賛している
RM 72-01 オートマティック フライバック クロノグラフ ル・マン クラシックはこんな腕時計
RM 72-01 オートマティック フライバック クロノグラフ ル・マン クラシックはRM 72-01をベースにしているものの、専用のカラーテーマを持っており、まずケースは600層のシリカ繊維層で構成されたグリーンとホワイトのクォーツTPT。
この層の厚さはひとつあたり45ミクロン以下だといい、この腕時計のために開発されたホワイトとグリーンの樹脂を染み込ませ、一層ごとに四五度づつすらしながら重ね合わせて成形しているのだそう。
その後に航空機用のカーボンファイバーなどを焼成する高圧釜にて焼き上げることになり、さらにその後はリシャール・ミルの持つCNCマシンを用いて削ってゆくそうですが、この文様の現れ方はひとつひとつの腕時計で異なり、二つとして同じものはないと紹介されています(G-SHOCK フロッグマン”ヤドクガエル”もこれと同様の製法である)。
なお、このRM 72-01 オートマティック フライバック クロノグラフ ル・マン クラシックの価格は1本あたり335,000ドル(4850万円)だといい、リシャール・ミルの中古相場を考慮すると「安いような」気がしないでもありません。
搭載されるムーブメントは自社製のキャリバーCRMC1(自動巻き)で、時・分表示、スモールセコンド、日付表示、フライバッククロノグラフ、ファンクションインジケーター、ストップセコンドを備えます。
ちなみにアワーカウンター(時刻表示)上の「16」部分はル・マン24時間レースのスタート時刻を表すということでレッドにハイライトされ、その出自をアピールしているようですね。
なお、ケースにはクオーツTPTを採用していますが、地板とブリッジの素材にはグレード5のチタンでが用いられており、組成は「チタンが90%、アルミニウムが6%、バナジウムが4%」。
ローターはプラチナ製だとアナウンスされています。